2003年2月28日号

2003.02.28

本会議場での僕の議席は、再び、いや三度、議長の正面になって、左手に渡辺喜美代議士、右手に民主党の影の副大臣の一人松本さん。
つまり、与野党の隣り合った最前線だ。ただ、どちらかというと、この横の並びはほとんど考えが似ていて、自民党の上の方の議席とは考えが違う。
特にこの国会では、産業再生機構法案のように、自民党議員でも、もうこういうのはいい加減にしてよと思っているのもいるし、民主党でも賛成したいと頑張っているのもいて、ねじれている。生保の保険料率だってそうだ。
今の政治の閉塞感は、わけのわからんお年寄り達が、よってたかって議論をねじ曲げ、押さえつけているところにある。
国民に選ばれた議員が一人ひとりきちんと自分の意見を鮮明にして、議論し、賛否を問うべきだ。本会議で、きちんと記名投票するべきだ。
特に、政府・与党一体化論は間違っているという認識が無くてはならない。一体になるのは、政府の中にいる議員であり、これは疑いがない。しかし、与党は、政府と対決するわけではないが、政府提案に意見を述べ、必要なら修正する、そして、それを党の中のようなついたての後ろではなくて、国会という国民の前でのオープンな場でやることが必要だ。
だから医療費の問題で議論が蒸し返されたりすることになる。
今の日本には民主主義と市場経済が足りない!

自民党の中で、年金の議論が進んでいる。厚生族といわれる人たちの議論は、若干の手直し論が多いが、党内、とくに三十代、四十代には税方式への移行を主張する議員が少なくない。
この間も同世代で年金の議論をしたら、一階は消費税での税方式で、全員が合意したのには驚いた。はっきり言って、年金の問題は我々の世代で決めていかないとおかしなことになる。



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