2002年12月10日号

2002.12.10

1973年に日本政府は、いや、日本の外務省は、アメリカと秘密合意を結んだ。米軍の基地内の環境汚染に関する立ち入りの問題についての合意で、外務省のカウンターパート曰く、日本側が譲った内容になっている。
で、外務省は、この合意が存在することすら、三十年間必死に隠した。
が、最近の基地内の環境汚染問題に手を焼いた外務省は、これをベースに2003年の公開合意を結び、この合意を闇に葬り去ろうとした。この国の外務省は、いったい何なんだ!
12月16日のツープラスツーに、基地内の環境に関するテーマが上がっていて、ここで、ちゃっちゃっとやってしまおうということらしい。
で、新合意ができたら、過去合意も公開するのですね、川口さん。
だいたい、日米合同委員会の議事録などが秘密になっているというのはどういう根拠なのか。地位協定が授権しているのだから、秘密にすべきものはないはず。
明日の外務委員会でお尋ねします。

中近東の主力テレビ局アルジャジーラに川口外相のインタビューが数週間前に登場したそうだ。中近東に関する日本の立場を尋ねられて、例によって何も答えない、そつない答弁の外務大臣。予定されていた質問に予定された答、いったい日本は、いつになったら自主外交の道を歩むのか、というコメントが流れたそうだ。
安保理改革をやって日本を常任理事国にしろという運動をここ数年やっているが、最近の答は決まって、日本を入れてもアメリカの票が一票増えるだけじゃないか。
外務省は、自分の右手に持った短剣で自分の心臓を刺している。

今日の本会議、まだ採決がひとつ残っているにもかかわらず、本日はこれにて散会します、と議長がやってしまった。すぐに気づいて、あわてて残りの採決をやったが、これは私も初めての経験でした。かつて、呼び出し係が全くとんちんかんなところで、ギチョーッとやったことはあったが。

参議院の山本一太さんが東芝EMIからCDを出す。さらに、プロモーションビデオまで作成中。今日、そのビデオの作成に協力し、国会前での撮影に出演した。来年の一月半ばには公開されるらしい。新しい形での政治メッセージになるか。

税調。
外交部会として引き続き、NPO税制、頑張る。
外形標準課税は反対発言二十、賛成発言十七。
このご時世、人を雇ってくれる企業は神様です。その神様に課税したらバチがあたる、とか賛否いろいろ。
なかには、一億円以上といえば、法の目をくぐり脱税する企業が出てくるからゆくゆくは一億円以下も対象とすべし、などと衣の下から鎧がちらり。
固定資産税も引き下げ、引き上げ、いろいろ。
某代議士は、町長の嫁として、引き下げ絶対反対します、と絶叫。



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