2002年12月12日号

2002.12.12

ガイコウブカイハゼイチョウノタタカイニショウリセリ...

先週の金曜日、外務委員会のさなかに党の国際NGO小委員長の塩崎代議士から携帯電話に連絡が入る。外交部会から税調にあげたNPO税制の改正要望に対して、その朝、財務省からゼロ回答。塩崎さんは丸一日、法務委員会で、修正案の提案者として答弁に立たねばならず、何もできないから、アトハタロウチャンタノムネ。
あわてて情報収集に走る。海外送金の届け出緩和に関しては、良さそうなのだが、国際機関からの委託事業費に関しては、今回はダメと財務省が言っているらしい。
もともと、NPOのパブリックサポートテストとは、小口の寄付をたくさん集められるNPOはパブリックの支持がある、だから税の特典をあげようというのが哲学(だと税調のインナーは思っている)。
ところが国際NGO小委員会の塩崎さんは、税金ほど、パブリックなものはない、だから国や国際機関からの補助金や委託事業費は全て分母、分子に入れろと主張している。で、外交部会としては、それで行くと決めて、税調の演説もその線でいっていた。ところが、それは制度導入の哲学と違うではないかとインナーがお怒りだから、財務省がウンと言っても(どうせ言わないけれど)、インナーが納得しないからダメ、という話になった。
で、僕や政調の外交部会担当のスタッフは、それならば、分母、分子両方に入れろと言うのをやめて、両方からはずしてくれという路線にしようとあっさり方向転換。
神妙な顔して法務委員会に座っている塩崎さんにメモで、方向転換するからと伝える。(ちなみにこの法案は委員会で強行採決になった)ところが、塩崎さんは、哲学が大事だから、おりずに頑張れなどと書いたメモを返してくる。
が、この際、哲学よりも実利だとばかり、分母、分子の外出しに決めうちして、インナーの説得に入ることにする。
が、インナーは既に税調のインナーだか、正副だか、幹事会だかに入っていて(良く入っているからインナーなんだろうが)、つかまらない。この際、本会議で、税調会長以下待ち受けるしかない。
ということで、本会議場でインナーを待つ。みんなベテランだから、座席は後ろの方に固まっていて、待ち受けしやすい。相沢会長、林顧問等捕まったインナーに、いかに国際機関に認知されて、事業委託費がもらえるとパブリックサポートテストに不利になっているかを訴え、なんとか外出しをと訴える。そりゃ、どう考えても納得するしかない理屈なのだから、ふむふむと言ってうなずいてくださる。
山中最高顧問は、珍しく本会議欠席で、とうとう捕まらない。本会議後すぐにインナーはインナーに入ってしまい、もう捕まらない。
ところが、インナーから伝言が入り、言っておいたから、と。言っておいたとはどういうことなのかよくわからないが、きっと神様が予言者に言っておいたということに極めて近いことなのだろう。しかも、複数の神様から言っていただいたということは、きっと明日も太陽は東から上るに違いない。
一方で、塩崎さんは財務省をしばき倒す。
火曜日の小委員会。配付される資料には、海外送金も外出しも何も書かれていない。まだ調整ができていないのか。
財務省筋からの情報で、財務省は外出しで良いがインナーとの調整がまだ、などという話が来る。この時点で、よしもらったに違いないと思う。小委員会の演説は、僕は外出し路線。横から塩崎さんが哲学路線で演説する。
水曜日、外出しでOKとの内示。
木曜日、外交部会は海外送金と外出しの二つを確保し、完全勝利!
たかが、二つだけだが、気持ちいいではないか。小委員会を抜けて、河本外交部会長に、要求は全部取りましたと報告。
めったにない外交部会の税制改正要望はこうして終わりました。

夜、川口市の新藤義孝代議士のタウンミーティングに出席。外務省の機構改革なんか意味がない、さっさと大臣を替えて、国民への説明責任を果たすべきだ、と。よく考えたら新藤さんは、現職の外務政務官だった。
川口から電車で平塚へ帰り、午後十一時に市役所の守衛室で、ペシの出生届を出す。



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