2002年12月11日号

2002.12.11

外務委員会。
1973年の秘密合意の存在を外務大臣が認める。
国民の理解と支持を得て外交を行うなどということは外務省は全く考えていない。
イージス艦の派遣や対北朝鮮、対イラクに関する政策を、委員会では何も議論せず、知らぬ存ぜずで通す外務大臣は、いったい何を考えているのか。外務委員会の与党質問は、本来、外務大臣が政府の立場を発表する場でもあるはずだ。委員会では何も言わず、記者会見で何かを発表するというやり方はもうやめた方がよい。
毎週水曜日に必ず一般質疑をやってきたが、影の外務大臣、伊藤英成代議士の存在感が全くなかった。本来ならば、野党第一党の影の外相が、外務大臣に対峙すべき場所であるはずなのに、質問に立ったのは確か、一回ぐらいしかない。何のための影の外相なのか、存在理由がわからない。外務委員会で、外相と野党が丁々発止とやり合うのを見ながら、どちらの主張を支持するかという議論を国民にしていただくための外務委員会だったのだが、表も影も外相失格だ。

ダニエル・イノウエ米国上院議員とゆっくりと話をする。
カリフォルニア州選出の日系下院議員、マイク・ホンダが提出しているサンフランシスコ平和条約の効力をある意味、失わせるような法案が、二回、上下両院を通過している。二回とも、イノウエ上院議員が議事運営の中でこれを無効にするというマジックのようなことをやって日米関係は事なきを得ているが、いつまでもこれは続かない。
このPOW問題に決着をつけるような日本側の行動をアメリカ側は求めているのだが、日本の外務省は、裁判でけりをつけるべきものとの立場を崩さない。単なる問題の先送りではないのか。
イノウエ上院議員と、若い日系人と若い日本人五十人ずつの組織を作ろうということで一致する。単なる交流事業ではなく、さらに一層政治的に踏み込んだ組織にしていきたい。

一時帰国するイラク大使がご挨拶に来られる。来年一月にまた会いましょう、と。



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