2002年11月17日号

2002.11.17

金曜日。
外務委員会終了後、理事懇で翌週の北朝鮮関係の参考人の選定。
羽田から札幌へ。札幌では、新しい日本の政治と地方自治について、講演。ロシアの札幌総領事もご出席いただく。
日本は欧米に追いつけ追い越せと頑張っていたはずなのに、五十年経って気がついたら、ソ連のように非民主的、統制経済の国になってしまった。真の意味での民主主義を確立し、市場経済を導入していかなければならないと申し上げる。そのためには、自民党、あるいは派閥の中では長老あるいは重鎮と呼ばれているかもしれないが、政府内の役職に就いていない陣笠議員が、政府の政策決定にいろいろとけちをつけるのは議院内閣制の基本をわかっていないと批判する。
地方議会のなかに、議員個々がそれぞれの条例案でどういう投票行動を取ったのかを公開していないところがあり、これでは大統領制に近い地方議会がその特色を果たしていないと申し上げる。(実際にはほとんどの都道府県で、議員の本会議、委員会での投票行動を公開していないし、ほとんどの都道府県議会で、政策に関する議員提案の条例や予算修正が行われていない。)
札幌は、寒かったが、現地の人は、今日は暖かいねと話していた。

土曜日は、羽田経由で高知に。生まれて初めて、高知県に行った。
二十八歳の県議会議員候補の応援。
南国土佐は暖かいかと思ったら、以外と寒かった。そのギャップが大きくて寒く感じた。全県で八十万人の高知県の国体後のテーマは、市町村合併だ。
しかし、国体で天皇杯を取らなかった高知県は高く評価されるべきだ。開催県がずっと天皇杯を取っていくなどというおかしな風習は、本当は神奈川国体の時に打ち破っておくべきだった。
国体の名を借りた公共工事と一過性の選手強化はやめるべきだ。

日曜日は高知から羽田に朝八時発の便で帰る。午後、臓器移植者の組織での講演。他に、アメリカで移植に携わっているマイアミ大学移植外科の加藤友朗さん、信州大学医学部保健学科で倫理委員会のあり方について警鐘を鳴らしている武藤香織さん、日本でまだ肝移植が始まったばかりの頃から肝疾患を持つお嬢さまへの移植のために尽力されてきた鈴木清子さん。
特に鈴木さんの話を伺っていると、日本の移植の黎明期に努力されたこうした方々のおかげで、親父の命が助かったのだなと感謝。
臓器移植法が予定通りに見直されなかったことへの強いご批判も質疑で飛び出す。
小児への移植に関する議論の中で、子供にだって意思はある、なぜ大人の都合でそこに年齢で線を引くのかというご意見が出される。
小児の場合は親が代わって提供の意思決定を、と当たり前の様に思っていた僕には、そうか、そういうこともあるかと思わせるご意見だった。



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