2002年10月22日号

2002.10.22

自民党もこの先長くないかもしれない。
補欠選挙を戦っている最中だというのに、参議院幹事長という要職にある人間が、平気で党のリーダーを批判する。しかも、その役職を辞することもない。
この補欠選挙、自民党が負けたら役職にありながら首相批判をやった人間の責任だ。
これまでの派閥政治に慣れている政治家は、リーダーシップというものを理解していない。はっきりとした方針を掲げ、公選で総裁に選ばれ、参議院選挙を圧勝したリーダーが自分の方針を実現するために自分で閣僚を選び、トップダウンで方針を実行に移すのは当然のことである。ポスト配分をするだけの派閥の領袖の言うことなど聞く必要は全くない。彼らにどういう責任と権限があるというのか。

閣僚が決めた方針を与党が承認するもしないも必要ないはずだ。ソ連共産党ではあるまいし、国会で答弁に立たない人間には権限もないはずだ。
だいたい自民党の総務会のメンバーというのは政府や党の役職に就いていない人間の中から選ばれる。おかしな話だ。何でこんな組織が自民党の最高決定機関なのか。

イギリスのブレア首相の政策アドバイザーが来日している。イギリス大使館で開かれた意見交換のための朝食会で、河野太郎、林芳正といった議員と某派閥の継承者と目されている先輩が同席することになった。
同じ自民党であるが、発言内容は全く違った。アドバイザーの一人から、別れ際に、なるほどコイズミの抱える問題がよくわかった、と。

総務省の住基ネットに関する会議が順調に進んでいるらしい。賛成派と反対派から技術のことがわかる人間が集まって、技術的な観点から何をどうしたらよいのかという具体的な議論になっているそうだ。
総務省によるプライバシーに関する研究会もそろそろ立ち上がる。

ウィルス肝炎研究会で、提訴された肝炎訴訟について、原告団、弁護団からお話を伺う。C型肝炎ということはわからなくても、輸血その他で、重篤な問題が発生しているという知見はあったはず。
また、この研究会で、スクリーニング検査で陽性になった人がどのような治療を受けられるようにするのか、それに対する費用、時間をどう軽減していくのかなどについて、厚生大臣のお考えを伺うことにする。



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