2002年10月16日号

2002.10.16

朝八時半に高輪の宿舎発のバスに乗る。宿舎から国会までは約三十分で着く。
世銀東京事務所長兼副総裁の吉村氏と世銀と国会議員のネットワークづくりについて打ち合わせ。
経団連と今度の懇談会についての打ち合わせ。
C型肝炎がテーマになる歯科フォーラムでの講演とパネリストを引き受けたので、その打ち合わせ。

衆議院法制局と、母子家庭に支給される児童扶養手当を父子家庭にも支給するための法改正の打ち合わせ。
これは先日出演した、みのもんたさんのテレビ番組のテーマにもなったもので、父親と生計を一にしない子供には児童扶養手当が出るにもかかわらず、父子家庭にはそれが支給されないという法の不備を直そうというもの。もっとひどいことに、母子家庭だけでなく養育者と一緒に住んでいる子供にはこれが支給され、その養育者というのは男でも良いのだ。つまり父親以外とすんでいる子供にはみんな手当が出るのに、父子家庭だけはだめ。
父子家庭にもこれを支給するようにすれば、手当を出すための予算はその分よけい必要になるが、それ以外のデメリットはないはず。
次回は改正案の要綱を検討することにする。

外交部会でJICAと国際交流基金の独立行政法人化のための法案の検討。
まず、固有名詞の問題で、独立行政法人は、外務省にあわせるのではなく国民にあわせることを求める。つまり、ヨルダン、ベトナムであって、ジョルダン、ヴィエトナムはだめだということ。
JBIC同様にJICAにも無償資金に関する環境社会配慮ガイドラインの制定を求める。古田局長から、作業をしているとの回答。JBIC並の内容と公開プロセスを維持するとの確約を取り付ける。JBICガイドラインの時にもっとも後ろ向きだったのが外務省であり、そんなことがないようにきちんと部下を統制することを局長に求める。
外務省以外からの局長の抜擢の成果を出せるか。
JICAが日本のNGOをパートナーとして、きちんと資金提供をして事業ができるかどうかを問うが、答えは、やります、年間二十億円ぐらい!? 外務省は、時々、本気なのか、冗談なのか、わからない。
国際交流基金が、民間からの寄付を、税の控除の対象にできる特増法人をめざすなどと言うので反対する。民間のNGOに出す寄付は、馬鹿なNPO税制の高いハードルをクリアしなければいけないのに、なんで国際交流基金への寄付は優遇されねばならないのか。こんな官民格差はいらない。
外交部会では、法案は認めることにするが、特増法人に関しては、この後の党の行革本部で断固認めるべきでないと論陣を張り、太田本部長および林事務局長の了解を得る。

行革本部の幹事に復帰して最初の会合。
総務省所轄の組織の独立法人への移行に関し、出資金四百億円を持っていくか、それを返上して毎年補助金をもらうかのどちらか二つに一つでなければだめだと主張する。四百億円は持っていき、補助金も毎年もらうでは、なんのための独立法人への移行なのか。
これは政務官として後任の岸政務官に引き継いでいる旨を申し上げ、行革本部から引き継ぎの確認をしてもらった上で、この問題を再度テーブルに載せることにする。
さらに、認可法人通信放送機構と独立行政法人通信総合研究所を合併させ、独立行政法人情報通信研究機構を設立するが、この独法の職員は公務員扱いになる。なぜならば、新機構は、時報を担当するから。こんな馬鹿な理由で公務員型の独法を認めたら、みんな公務員型になる。最初の中期計画終了後、非公務員型に戻すということを条件に了承。
できが悪いぞ、総務省。しっかりやれ(偉そうな前政務官でした)。

パレスチナ暫定自治政府発行の旅券がいよいよ日本でも認められる。やっと閣議で政令改正に。

夜、地元で自動車リサイクル法の説明。道路特定財源堅持の要望を受けるが、これはできないとお断りする。
豊川市の青年会議所OBの笠原さんが平塚青年会議所で講演されたので、その後の懇親会に駆けつける。先月、笠原さんのお招きで豊川で僕が講演したばかり。
実は、来年、私は、平塚青年会議所の市町村合併を担当する委員会に配属になりました。どうする湘南市!



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