2001年6月13日号

2001.06.13

朝から外務委員会。朝からずっと外務委員会。朝から夕方まで外務委員会。朝八時五十分の理事会から、夕方五時半の理事会終了まで、外務委員会と理事会。一日、外務委員会。

朝(八時から電気通信調査会、暗号と電子認証、と厚生労働部会、小学校殺人事件と法と医療。質問準備のためそそくさと退出)八時五十分から理事会、九時から十一時半まで委員会、うち九時半から三十分質問
(十一時半、国土交通省から第三回世界水フォーラムのレクと原稿一本急いで昼飯)、十二時半から二時半まで委員会、(三時から三時四十分まで党首討論、いや傍聴だけですけど)、四時から四時半まで委員会、四時半から五時半まで理事会、(その後、日本パーソナルコンピュータソフトウェア協会のパーティ、戻ってうちの事務所でインターン中のマーク・ステープルス米国海軍中佐と打ち合わせ、横浜で神奈川陸協理事会)。

田中大臣の外相会談の件で、フィッシャー、ダウナー、ディーニ各外相から日本のマスコミ報道は正しくないというレターが出ているため、こちらサイドも否定し、向こうサイドも否定する、よって否であるという結論に論理的になる。外務委員会から外務省に対し、資料請求をしたが、資料提出が無くとも報道の内容が正しくないことが両側から明確にされた。それで、十分ではないか。もっと他にこの委員会、やることあるだろう。
と、いうことを質問の最後に述べた。インドネシアの状況は極めて悪く、北朝鮮とアメリカが交渉再開する、KEDOの今後はどうなるのか、中東和平の状況は、ミサイル防衛はいったいどうなるのか、これからのODAは...。
この通常国会で、外務委員会がやったことは在外公館設置法の改正と条約の批准のための審議が大半で、その他は一般質疑ばっかり。田中大臣はこの一ヶ月で80数時間もの時間を衆参両院の委員会で答弁に立った。大臣も外交ができないではないか。副大臣、政務官を新たに作った改革は何だったのか。
鈴木宗男筆頭理事は、僕がそう発言すると、理事がそんなことを言うなんて、自己批判じゃないか、と怒っていたが、民主党の首藤代議士や細野代議士を初め、もっと公聴会をやったり、一つのテーマをきちんと掘り下げていく活動をしなければいかんと思っているメンバーはすごく多い。

でも、野党は意地悪を続ける。外相会談のメモ(つまり相手側の各大臣が否定したもの)が百人を超える人物に(マスコミやら政治家やら)に出回っているのに、何で私の手元に来ないのだ、という理由でなっとくできないと叫ぶ議員もいる。そんなにメモが見たければ、数日前の東京新聞にメモの全文が出ているではないか。
延々と今日一日これだけやって、野党はなにも自分たちの狙いが達成されないものだから、あと二日、この件で審議しなければ、残りの条約をやらないということに。
大臣の答弁の態度が悪いから、注意しろという野党議員もいる。委員長が、そんなこと私から言えませんよ、と却下。鈴木筆頭が、それは、質問者がその時に自分で言わなければだめじゃないか、といい返す。
全く生産性のない質疑がまだあと二日続く。しかし、さすがに今度の金曜日に引き続き五時間やろうということには反対が強く、午前中三時間ということに。与党は質問しない。どうぞ、野党でやってくれ。

一部の野党は、国会法百四条にこだわるが、事実と違うことが確認された以上、もう必要なし。百四条の発動は、前例から言うと、全会一致でなければならず、発動の可能性はない。

今日の質疑で元キューバ大使の件が質問され、官房長が極めて慎重に答える。と、きゅうばしのぎはだめだぞ、とヤジ。言ったのが中野かんせい代議士だったので、誰かが未完成なヤジだ、と言い返し、どっとわく。

うへっ、疲れた。でも大臣はもっと大変だろう。



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