99年5月25日号

1999.05.25

「ごまめの災難」
党の長老からごまめの歯ぎしりの件でお叱りを受ける。
事の発端はごまめの歯ぎしりで書いた某代議士の発言を、某スポーツ紙が、本人に取材もしないで記事にしてしまったことらしい。
現物を見てないからよくわからないが。
たしかに「自由に転載できます」とはいっているものの、マスコミなら相手にも取材してから書いて下さい。
さらに、東京新聞に国会報告誌の「ごまめの歯ぎしり」(「ごまめ」には国会報告誌、つまりハードコピー版とメールマガジン版の二種類があります。ハードコピー版もホームページにアップしております。なんか、ややこしいな。)のことを取り上げた記事が出ていたが、「税制改正を提案した同僚議員を脅かした事を暴露したり....。」同僚議員を脅かしたのは、建設省だって、建設省。主語を書いてよ、主語を。
しかし、取り上げていただいた事には感謝。
CIPE主催のマイケル カーンズ米空軍将軍(退役)をお招きしての朝食会。
国会議員9名出席の予定が、実際に出席したのは、林、古川、河野の三人だけ。
朝食も無駄になったし、相手にも失礼だが、国会議員の悪い癖。
他人のふりみて、我がふり直せ。
議論自体は面白かった。
内政不干渉という外交上の大前提が、人権擁護ということのために一部崩れつつあるということまでは、一致。
欧米はナチスドイツのユダヤ人他の虐殺を見過ごしたという罪悪感からか、ジェノサイド(大虐殺)は許さぬ、との強硬姿勢。
問題は、人権といったときに、どこまでを含むのか。
大虐殺、民族浄化などは当然だが、そこから先は、西側、先進国、アメリカ、キリスト教の人権とそうでない国々との人権が食い違うのではないか。
チベットを抱える中国、コーランの教えを厳格にまもるイスラム政権、安い労働力を武器にする発展途上経済など、人権擁護で内政干渉されてはたまらんだろう。
宗教、民族などの理由による虐殺には、毅然と介入するというルール作り、経済制裁なのか、空爆なのか、あるいは指導者の暗殺なのか、という方法論。
どこで、どう決断するのかというプロセスの問題等、議論のテーブルに載せるべきものはいろいろある。(アメリカはアイゼンハワー政権時の大統領令12333号により、軍の最高司令官を兼ねていない政府の指導者の暗殺はしないことになっている。たとえば、フセインやノリエガは軍司令官だから、暗殺もOKだが、実際は極めて難しいとの事。)
日本がアメリカの核の傘にいるべきかどうかという議論から、核の議論も大切だが、テロリストによる生物化学兵器の使用をどう抑止するのか、使用された後の対処法をどう確立していくかが、もっと緊急の問題ではないかということになった。(この問題の資料収集をお手伝いいただけるボランティア募集します。ただし、資料はほとんどが英語であろう事が予測される為、英語に堪能な方、ある程度の時間を割く事ができる方、議員会館まで必要に応じて、来る事ができる方。電子メールにて、ご連絡下さい。)
無派閥の会、昼食会。これも参加7名のはずが、無断欠席ばかり。
幹事の桜井さんが「来ないならそういってくれればいいのに」と。
他の派閥は求心力を高める為に、昼に集まるのだろうが、無派閥が求心力を高めるというのは二律背反だからか。
外資系食品メーカーとイギリスにおける遺伝子組換え食品の問題で意見交換。
27日15時から議員連盟の会合。
さらに、日本の商社もいろんなことを考えているようだ。



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