99年4月12日号

1999.04.12

投票日。

目が覚めたら10時半。雨。選管に電話して投票率を確認する。低い。
お天気チャンネルをつける。午後には止むか。
12時に投票に。我々夫婦二人だけ。立会人の数のほうが多い。
昼過ぎから「投票はお済みですか」コールを平塚でスタート。
1時から茅ヶ崎でお琴の演奏会。久々にリラックス。
休憩で失礼して、事務所へ。
うちのスタッフのおばあちゃんが、今日は雨だから投票に行かない、と言っているので、車でおばあちゃんを投票所までお送りするために、スタッフを帰して事務所をしめる。
2時の投票率、上がらない。
「投票はお済みですか」コール続く。
留守のところ以外は結構行って下さっているのだが。
「足が悪いので雨だから棄権します」というおばあちゃんがいたので、地域の方にお願い。
選挙事務所にテレビを設置。用意は着々と進む。雨止まない。
6時にお通夜。
選挙事務所に三々五々集まる。
7時50分まで投票はお済みですかコールを掛け続けるようにお願い。反応はいい。
8時。投票終了。「で、明日の祝勝会なんですけれど、....。」
8時前にこの話をすると、負けてしまうような気がして。
出陣式と同じ青果市場を借りることにする。
開票所の様子を見る部隊がバードウォッチングと称して双眼鏡を持って出かける。

(投票用紙の)山の数が多いの、少ないの、茅ヶ崎、平塚、中郡のいろんな情報が錯綜し始める。
「3万突破」「すげー」「いま4万4千」
おい、おいちょっと待てよ。票そんなにないよ。
「間違い、間違い。束一つ千かと思っていたら、5百だった。」
2万2千?減っちまったよダントツ。
バードウォッチング部隊から、間違いない、ダントツだ。
それでも選管発表を追う。しかし、マスコミが動き出す。
「河野さん、この記事で良いかな。」勝った時の予定稿のチェックのお願いが来る。
「まだ、まだ、わかんないよ」しっかりチェック。
なになに、候補者が夫人と一緒に到着?
まだ、夫人は来てないよ。
河野太郎選対本部長がお礼の言葉を述べる?
じゃ、ぼくがなにを言ったか、その原稿も書いといてよ。
NHK、TVK、SCNカメラのセッティングOK。
「だいぶ差が開いているよ。早く万歳やんないの」
開票所で、票の束数えていた新聞記者。
「よし、11時でいくぞ」
烏龍茶で乾杯。テレビのカメラマンが、万歳やってよ、万歳。
乾杯は絵にならないらしい。

携帯がなる。「茅ヶ崎の二人目がやばい。あと90票残っていて、10負けてる」
残票整理が終わり、無効票、疑問票の確認が終わり、8票差。
1万1千票同士で、8票差。事務所に顔を出すが、言葉も無い。
この雨の中、わざわざ投票所に出かけて白紙を入れた人が1200人。
その内の9人が..。選挙中に事務長がお亡くなりになり、弔い合戦だった。

水面下と言われつづけた中郡はふたを開けたら、2千票差。前回の倍以上に差が開く。
1時半過ぎに中郡の事務所に到着。待っていて下さった方々にお礼と記念撮影。

平塚に戻って、県内の結果を見る。
2時になって、「さあ、上がろう」前半戦、3勝1敗。8票差のつらい1敗だった。



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